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2024/11/21 ヘンシウ 仕分け: ▲ トラックバックユ・ア・レル
秋の田の かりほの庵の 苫をあらみ わが衣手は 露にぬれつつ <天智天皇> 天智天皇が農民の貧しさを想って読んだ句なのだそうです
2011/07/13 ヘンシウ 仕分け:詩<うた> 感想:11 ト ラ ッ ク バ ッ ク: ▲ トラックバックユ・ア・レル
男は兼て用意の一ト腰 口にくわえて身を固め
忍び…
忍んで屋根伝い
それと観るより 哀しさも
伝えてたわむ 松ヶ枝も
今宵一夜の 架け橋とあしも
そぞろに
定めなき
難なく下へ降り立って
二人が縄を 切り解き
― これこれ 裏里 ここでしぬるは安けれど のがるるだけはおちてみん ―
ついこの塀を越すばかり 幸いこれなる松の枝 勤めてゆかん
もろともとも
可愛い右手 早くみごしらえ
緑もともじと取り縋る
かわいやこの子はなんとせん
心得たりとみどりを小脇にひっかかえ
甲斐甲斐しくも 時次郎 まつもとえだを浦里に しっかり持たせ
辺りを見回し
忍び返しを ひっぱせし
梯子 と 離して さしおろし
ようよう三人塀の上
降りんと思えど
女の身
浦里は胸をすえ
死ぬると覚悟きわめし身の上 何かいとわんサァいっしょと
手を取り組んで一足飛び
もっともと頷きて
互いに目を閉じ ひと思い
ひらりと飛ぶことに し夢は さめ
跡もなく
明烏
後の噂や残るらん
2011/07/12 ヘンシウ 仕分け:詩<うた> 感想:34 ト ラ ッ ク バ ッ ク: ▲ トラックバックユ・ア・レル