怪獣の子供、音楽を語る・・・ 現代邦楽の世界
三木稔
http://www.nicovideo.jp/watch/sm11783092
がっかりですよ。
何がって、高橋竹山に対する皆さんの反応の薄さです。
先生、つくづく、君たちの感性は鈍いなと思わされました。
このままじゃ、あかんですね。
日本の未来は、暗い。
反省点もあります。三味線音楽、特に津軽は「芸」ですが、一方で高橋竹山の研ぎ澄まされた音の老獪な響きを楽しむには、「肥えた耳」がなけりゃならんのです。
そこで、皆さんにももっとわかりやすい味付けのものを選んだりました。
新邦楽こと現代邦楽というジャンルから、集大成とも言える大傑作、天才三木稔氏の<巨火>です。
とにかく、和楽器を知りたければこの曲を聴け、といってもよいほどに、豪華で度派手なオーケストラ音楽です。
筝、三味線、尺八、太鼓、笛はもちろん、胡弓、笙、鉦など、おそらく、使われていない和楽器はないんじゃないかというくらい、日本楽器フルメンバーの大曲です。
もちろん芸術音楽なのですが、その多様な展開は観客を飽きさせることがありません。
ところでこの曲の終盤には日本のリオのカーニバル、阿波踊りのリズムが使われていたりするそうです。
今私がとりかかっている仕事を白状すると、お囃子のリズムを取り込む、ということをやっとるんですが、この発想はまさに三木先生および伊福部先生の楽曲から得たヒントなのであります。
2011/05/20 ヘンシウ 仕分け:動画 感想:66 ト ラ ッ ク バ ッ ク: ▲ トラックバックユ・ア・レル