怪獣の子供の言ひたいこと 02 進撃の巨人がつまらない理由 その2。
マンガといふのはベラボーなはこにはやとぼくはおもふ。 ぼくのすきなありかたで、ここちよいはやさでよめ、めとことばであたまのなかでおとやかぜ、にほひのいぶく。こころのしたで、それをあじはふ。 そんなはこにはで、なさけなくも、ちひさな、まるでおベンタウのおにぎりのかたでひろいあしはらをおしきつたやうな、ゐごこちわるくけつたいなものがたり。それにあつくもえるこどもら。まるでサツカーのやう。イニシエの、いしときとかいがらと、にくのよをおもはせる。 *** 「シンゲキ」のひとゞはとおつのゆびにはめられたひとがた。 できることはといへばうちむきにまがること、することはといへばこくりとうなづくくらゐのものです。ぼくはヨンワまでよみました。ただのイチドとして、かれらはえまず。 *** ものがたりのおもしろさは、ひとのおもしろさ。 おもしろいとき、そのせにひとのかげをかぎつけるのはまれなことではない。ものがたりにかぎらない。 ひととはぼくだ。ぼくと、ぼくをかたちづくるそのまはりのおばけだ。ひとはヂメンにかげをおとしあつて、それをまじわらせ、とびこえたりしてタイクツをしのぐ。 *** たのしいまつりだ。 シンゲキのひとゞは、かげをもたない。ヤツラがくちをうごかしても、まるでスイソウからキンギョをながめてゐるかのやう、うごかすたびに、そのすきとほったかべはブあつく、かたく。
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2013/06/08 ヘンシウ 仕分け:みたものよんだもの 感想:69 ▲ トラックバックユ・ア・レル