七夕鏡蜩之遊
たまかぎる 夕の蜩 黄金の夏 懐かしや 濡れ髪に 吹くトンネルの 蜘蛛の巣の かかりて 口ずさめば 闇の洞の 慰に ―兄ちゃん 迎えの時まで 安寿の 涙は ― 黄金色 開けしところ 篠笛に 鼓のさざめき 十二単の 行灯に 畳の露は きらきらと 星降る店より 甘き蜜 らむね わたがし たまごやき 紫を 透かして見える ほどけし結いは 地獄絵図 影法師 ガマの口にて ―めんめんめくらの お嬢ちゃん 星の祝いに ひとりとは 七つの姫の やぶの宮へと ― 赤き灯りに 天邪鬼 天邪鬼 まよいさまよい お面屋の 袖の限りの 雀の銭で 買いたる面は のっぺらぼう のっぺらぼう 鮮衣の花 一面に 緑にピンク 紫の紅べったりと さけんばかりに さけんばかりに 大空を 飲まんほどに 夢の迷宮 抜けし刻には かささぎの夜も 更けつつあらん 急ぎ安寿が 浮かべし面は 天を睨み 墨の流れに 消えゆかん 星に照る 兄様の顔 番の別れを 恨み呪わん 天の鏡に
2011/08/06 ヘンシウ 仕分け:創作<作曲> 感想:23 ト ラ ッ ク バ ッ ク: ▲ トラックバックユ・ア・レル
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無題
大意しか…。
あれ?妹が兄を恋しがってる話?
通り 2011/08/08 12:59 ヘンシウ ヘンシン